ツェリードニヒがどうしても気に食わない
定期的に10週連載することで、むしろよく連載している感さえ出始めているハンター。
しかし、物語の進みは正直遅いです。だってまだ仮想新大陸に到着していないのですから!!
一年ほど前の記事でもこう書いているので、1年後でも新大陸に着いていないに一票を投じつつ、今回は、タイトルの件について。。。
そう、ツェリードニヒがどうしても気に食わないんですよ。
こいつの優遇具合が、これまで積み上げてきたものを壊しているんです。
念能力の価値
ツェリードニヒの念習得の過程が、明らかに無理があります。
正直どれだけ才能があったとしても、オーラの総量的に無理がある。
他の王子もおかしいですよね。念を使ったことがないやつなんて、疲労困憊で寝込んで当然です。
思い出してください。
ウイングさんに1000万人に1人の才能と言わせたゴンとキルアでさえ、天空闘技場、ヨークシン、グリードアイランド、キメラアント編を経て、ようやくあの程度です。
ゴンなんて、1回念覚えた経験があるのに、念使えないって言ってるんですよ!!!
練を10分伸ばすのに1ヶ月かかると言われているんです。
才能だけで乗り切ってきたゴンとキルアってしょぼかったのか?
どれだけ才能があっても、オーラの総量に嘘は付けないはず。
ましてや出港から1週間程度しか経っていない状況です。
さすがにやりすぎです。
念習得による矛盾
所詮は漫画と言うなら、それこそ色々細かく解説をつけて念習得の難しさをクラピカが説く必要もないはず。
クラピカに対する強敵として描くために必要なのかもしれませんが、これまでの強キャラすべてを否定するような描き方には、正直微妙と言わざるを得ません。
どれだけ邪悪な思想を持っているか知りませんが、船に乗っている団長、ヒソカ、イルミとかも同じレベルで思想おかしいですよね。
彼らが時間をかけて習得した念能力も、見劣りするものになってしまいます。
念習得の速さで凄みを出そうとしているけど、既存キャラの評価を壊しているんですよ。
ネフェルピトー登場時に読者が納得したのは、人間じゃない生物だったから。
あれは、怪物だから許される念習得速度なのです。
そして、会長と王とで、ある種その頂点的な部分を描きつつ、その後はナニカという念を超越した能力を見せつつ、5大厄災への流れ。
人外による超越した能力だからこそ、まだ納得の行く流れ。
しかし、ここにきて、また人間による念能力に焦点を置く話。
たしかに集団での念の応用は今までなかったので、ギリギリセーフとしても、さすがにボンボンの王子1人が、ぶっちぎりで念の才能があるというのは、正直冷めるんですよね。
これまでの人生で念に遭遇していない時点で、たかが知れていますよね。
まだ第一王子の方が好感が持てますよ。
才能があって、習得速度が速いとしても、無理なんです。しかも守護霊獣ずっと出しながらとか異常すぎます。
これが儀式の関係で習得しやすいとかなら、まだ説明がつきますが、そうでもない。
こんなキャラ描くくらいなら、ナニカみたいないきなり人間を空間で圧殺する能力者出してくれた方が、まだましです。
緋の眼をもつツェリードニヒが弱いんじゃダメだということで、こうしたんでしょうが、こいつ最初っから念使えるキャラでよかったんですよ。
こいつはジンの評価も下げかねないので、非常に気に食わないですね。