ハンターハンター考察 選挙編 パリストンの事情
今回は選挙編の考察です。
今さらかという気がしなくもないですが、暗黒大陸編にも絡んでいなくもないので、考察してみます。
そしてパリストンにフォーカスを当ててみます。
結果的にパリストンは会長になったわけですが、即辞任しました。
これは間髪入れずに就任直後に即やめしたので、あらかじめそうするつもりだったわけです。
ここで疑問が残ります。
なぜ即辞任するのに、わざわざ選挙に参加したのか?
単純にネテロの最後のミッションだったからかもしれませんが。
誰もがパリストンが会長になって、ハンター協会がめちゃくちゃになると危惧していたわけですが、ここで拍子抜けの辞任だったわけです。
ここでパリストン曰く、「会長になりたくて副会長を引き受けたわけじゃない」と言います。
この言葉からも会長にはまったく興味がないと。
ではなぜ選挙で最後まで勝ち残る必要があったのか?
協専の票を自分に入れなければ、勝ち残らないようにもできたはずです。
チードルを会長にするため?
ここで思い当たるのが、暗黒大陸編との関係です。
ビヨンドサイドは、当初から念入りに計画していたようですが、ハンター協会を巻き込むことは前提だったようです。
ただし、ネテロが会長ではそれは難しかった。
ただネテロは思わぬ突然の死(女王のキメラが意図的に放たれたのでなければ)で、会長が変わることになった。
ここでもし次の会長が慎重なタイプで、誘いに乗ってこないタイプの人に選ばれると都合が悪かったとすれば・・・。
パリストンがわざわざ会長に選ばれるために参戦した理由として、筋が通っているような気はします。
でもチードルはパリストンが参加しなくても1位にはなっていたような気もします。
やる気なさそうだったとはいえ、ジンに会長に就かせないようにするため、念のためにといったところでしょうか?
会長選に負けたパリストン?
ここで暗黒大陸編のミザイストムの気になる発言「会長選に負けたパリストン」です。
ジャンプに掲載されたときは、誤植か?と思いましたが単行本でも修正されていません。
たしかにチードルにはジンに完敗したと話しましたが、これのことを言っているんでしょうか?
暗黒大陸編で、クラピカとミザイは、記憶を消すことができる能力者もしくは、他人を意識レベルから操作できる能力者などについて話をします。
パリストンのことを闇側の人間と言い切るほど正義感の強い犯罪(クライム)ハンターのミザイ。
もし仮にパリストンの念能力が他人の記憶や意識を操れる能力で、ミザイが操られていた場合、選挙編を最後に会っていないわけなので、選挙中にパリストンの能力発動の条件を満たした何かがあったとか?
ハンター試験に送り込んだスパイが、ことごとく試験に落ちても平然としていられるのは、むしろ自分の後釜に十二支んに入った人物の優秀具合を確認できたから?
クラピカは選挙編を完全にボイコットしていたので、ミザイの記憶違いもバレないパリストンとしては非常にありがたい十二支んを内紛させる人材ですよね。
外にいくための4つの条件
ハンター協会を巻き込む大きな理由としては、V5を動かして最速で暗黒大陸に行くため。
ここに関しては既にクリアしていて、別に現段階で内通者扱いのサイユウがスパイとして機能していなくても問題なく事は進んでいるわけです。
もし仮にハンター協会が暗黒大陸というリングにあがらない選択をしていても、別の監視役の組織が用意され、出発することはできました。
ここで気になるのが、外の世界にいくための4つの条件である、「許可」、「資格」、「手段」、「契約」です。
許可はクリアして手段も船がありますよね。
未だ明らかになっていないのが「契約」です。
この契約。
果たして誰との契約なのか?
おそらく言われているのは門番との契約だろうということですが、もしかすると協会はこの契約を一方的に結ばされることになるんじゃないでしょうか?
ビヨンド側としては、この契約を結ばさせるために本当はハンター協会を巻き込む必要があったとか?
過去に暗黒大陸経験のあるビヨンドが、なぜ再挑戦の自信があるのか?
集められた協専のスペシャリスト達は、たしかに特殊能力を持っているのかもしれないですが、ほぼ全員がジンより見劣りする程度。
それでもいけると自信があるのは、契約内容が関係しているのかもしれませんね。
このあたりまだまだ情報が少ないので予想が難しいですが、選挙編から流れるように暗黒大陸編へストーリーが進み、しかも関連しているとなると、冨樫先生の頭の中はどうなっているのか本当にのぞいてみたいものです。
つづきを楽しみにしつつ今回はこのあたりで。